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┃飛行機関連グッズ専門店『フライヤーズ』メールマガジン
┃2003年1月21日発行  【第18号】
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このメールマガジンは、新千歳空港ターミナルビル4F、
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┘ ☆ MENU ☆

┘【1】店長のつぶやき
┘   ●新年のごあいさつ

┘【2】フライヤーズクイズ
┘   ●クイズに答えてプレゼントを当てよう!

┘【3】AIRPLANE HISTORY
┘   ●ブレリオの海峡初横断

┘【4】新千歳空港にまつわるお話
┘   ●千歳村と海軍航空隊(4)

┘【5】飛行機の話
┘   ●アメリカ海軍の飛行船

┘【6】宛先変更および配信停止をご希望の方
┘   ●メールマガジンの宛先変更および解除したい時は・・・

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【1】--- 店長のつぶやき ----

●新年のごあいさつ

新年が明け、2003年最初のメールマガジン発行となりました。
今年もどうか宜しくお願い致します。
現在の新千歳空港はというと、年末年始の混雑がおわり、
大雪で欠航が相次ぐ事も無く、落ち着いたものです。
次の混雑時は2月5日から始まる「札幌雪まつり」の時でしょう。
皆さんの中にも北海道にいらっしゃる方もいるのでは?
その際はフライヤーズにもお越し下さいね。


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【2】--- フライヤーズクイズ ---

●クイズに答えてプレゼントを当てよう!

下記のクイズに答えてプレゼントを当てよう!
クイズにお答えいただいた中から抽選で3名様に
 ヘルパ社製
  ロイヤル航空 B737−200
  フィンエア A319
  ルフトハンザ シティライン Avro RJ85
をプレゼントいたします。

(1)1927年、初の大西洋単独横断に成功した人物は?

(2)1909年、単葉機でドーバー海峡横断飛行に成功した
   フランスの飛行家は?

(3)アメリカ海軍が大型硬式飛行船を発注した会社名は?

(4)アメリカ海軍が導入した2隻の飛行船の名前は?

(5)ご意見・ご要望がございましたらご記入下さい。

解答された方は
 1)件名欄に、”フライヤーズクイズ”と記入していただき
 2)本文欄に、設問番号と解答、お名前、郵便番号、ご住所を
   記入していただき
 下記のメールアドレスまで送信してください。
mailto:flyers@po.new-chitose-airport.co.jp

《前回の解答と当選者》
前回のクイズの解答は
 (1)1(2)2(3)1(4)2
当選者は
東京都にお住まいの鈴木 美智子様に
         ウェストジェット B737−200
北海道にお住まいの天久 聖也様に
         カナダ3000 A320
千葉県にお住まいの河野 正史様に
         エアカナダ タンゴ A320−200
に決定いたしました。おめでとうございます。
たくさんのご応募ありがとうございました!


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【3】--- AIRPLANE HISTORY ---

●ブレリオの海峡初横断

フランスの海岸を離れてほぼ20分、フランスの飛行家
L.ブレリオは、前方に白い崖を見たのでした。
1909年(明治42)7月25日のことです。
ドーバー海峡の情景を空中から眺めたのは、ブレリオが最初では
ありません。ブレリオの壮挙より120年余り前に、やはり
フランス人のブランシャールが気球でドーバー・カレー間の
海峡横断に成功していたからです。

ブレリオ単葉機はアンザニ25馬力の爆音を眼下の波頭に
響かせながら次第にドーバーの崖に近づいて行ったのでした。

1904年英・仏両国は英仏協商を成立させ、両国間の係争問題で
あったエジプトを英国に、モロッコをフランスの勢力国とし、
またアジアにおける両国の利害を調節したのでした。そんなわけで、
ともかく、英仏は非常に仲のいい関係に立つことになったのです。
そういう背景のもとにロンドン・デイリー・メール紙がドーバー
海峡横断飛行に1000ポンドの賞金を出すと発表したのです。
これに応じて立ったのが、L.ブレリオとH.ラタムの2人でした。
運命はブレリオに幸いし、ラタムに不幸をもたらしたのでしたが。

ブレリオは1872年(明治5)7月1日フランスのカンブレーで
生まれました。彼は自動車の照明やアクセサリーの考案などをして
いましたが、早くから飛行機に興味をもち、セーヌ河で
牽引グライダーを飛ばせたこともありました。
エンジンの軽量化にも力を注いで実験を繰り返していたのです。
その試作機の1機がついに「海峡横断」の栄誉を担うことになり、
彼の生まれた7月が奇しくも成功の月となったのでした。

1909年7月25日午後2時、L.ブレリオはフランスの
カレーで目を覚ましました。すぐに友人のルブランと駐機場へ
車を走らせます。天気は申し分なく、午前4時、ブレリオは
機上の人となり、カレー周辺を15分間試験飛行しました。
9マイル半飛んだあと、彼は断崖上の草原に降りました。
そこを出発点にしようと思ったのです。
彼は日の出を待ちました。賞金の条件は日の出から日没までの
飛行を要求していたからです。午前4時半、太陽が輝き出ました。

その日の出とともに開始された歴史的大飛行について、
ブレリオ自身が語っています。
「午前4時30分、合図が下されるとほとんど同時に私は空中に
飛び出した。エンジンは1200回転、フルスロットルだった。
断崖上に立つ電信塔を通過すると私はスピードを落とした。
エンジンを無理する必用はなかったからだ。私は着実な飛行を
イングランドの海岸目指して始めた。私は落ち着いていて、
不安もたかぶりもなかった。…(略)…
フランスの海岸を離れて20分たった。
その時だ!私がイギリスの海岸を見つけたのは!」

ブレリオの「大壮挙」がイギリス国民に与えたショックは
大きいものでした。大英帝国がもはや難攻不落の要塞では
なくなったことを世界に向けて証明することになったからです。
フランスは空から英国を訪問することが可能であることを
デモンストレートしたのでした。

1927年5月21日、「初の大西洋単独横断」のリンドバーグを
ル・ブールジェ空港に出迎えた群衆の中に、「初の海峡横断」の
ブレリオの姿もあったそうです。
それから、10年目のすわなち1936年8月2日、
ブレリオはパリで心臓発作のために亡くなりました。
その年は、ナチのハーケンクロイツも鮮やかなツェッペリン飛行船
ヒンデンブルク号が就航した年でもありました。

最後に、空からやって来たブレリオの飛行機を英国の税関は、
前例がないので困りぬいたあげく、ヨットとして処理したという
エピソードがあることをつけ加えておきます。


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【4】--- 新千歳空港にまつわるお話 ---

●千歳村と海軍航空隊(4)

千歳村に建設された海軍航空基地は、日本で唯一の艦型司令部庁舎
でした。庁舎は軍艦の形を模して造られ、屋上にはマストによる
軍艦旗掲揚塔が設置されました。この建物は、当時の日本を
代表する様式をもつ建造物の一つとして、日本建築学会による
『新版日本近代建築総覧』にも掲載されました。

千歳基地には、第41海軍航空廠のほか、第41航空基地隊、
第20魚雷調整班、高角砲部隊、第5気象隊が設置されました。
航空廠とは、昭和7年に在来のものを改編して新たに設置された
航空機工場のことで、千歳基地にははじめ木更津所在の
第2海軍航空廠(大湊)支廠千歳分工場設置されました。

昭和17年に大湊支廠が第41海軍航空廠となり、千歳分工場は
千歳支廠へ、19年には千歳支廠が第41海軍航空廠へと発展して
いきます。その背景には、海軍作戦の用兵上の理由がありました。
海軍第1作戦(ハワイ・南方攻略)に次ぐ海軍第2作戦
(ポートレスビー・ミッドウェイ・アリューシャン攻略)を
実施するにあたって、その作戦の後方支援基地として航空機の
被害修理を行う工場が必要となったのです。千歳の航空廠施設は
今現在も航空自衛隊で供用されています。
そのほか、第41航空基地隊は国内に設置されたわずか2隊の
うちの1隊で、その理由は航空廠と同じく海軍作戦上の必要性から
でした。
これらのことから、千歳は海軍の北東方面作戦における重要基地
だったと考えられます。

海軍航空隊が設置されてから、千歳の街も変貌を遂げます。
千歳駅から航空基地までの道路は昭和16年にコンクリート舗装
され、道内初のコンクリート道路となりました。同じ年、
北海道鉄道により、基地弾薬庫までの専用引込線も建設されました。
市街地では、将校クラブや下士官クラブが建設され、99棟
184戸もの宿舎が建てられました。その他、工員宿舎や寮も
整備され、その中には現存しているものもあります。
更なる基地機能の充実を目的として、19年には電話中継所が設置
されたほか、米軍機による空襲への対応策として警防団に
常備員を配置、樽前山麓の丸山遠見にも電話線を敷き防空監視所と
しました。

その後第2、第3航空基地も建設され、千歳はますます発展して
いきます。海軍が千歳にやってきた頃の「ニッポン」号や
「連山滑走路」についてのお話はメールマガジンの2・3号と
7号に掲載されていますのでぜひご一読くださいね。

参考文献:
守屋 憲治 著「北の翼」千歳航空史


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【5】--- 飛行機のお話 ---

●アメリカ海軍の飛行船

第一次大戦後、イギリスとドイツでは硬式飛行船がこぞって建造
されました。アメリカ海軍も時代に取り残されまいと1926年
大型硬式飛行船の導入を決め、グッドイヤー・ツェッペリン社に
2隻の飛行船を発注しました。アメリカ海軍は「飛行船」と
言うからには軍艦に等しい扱いをし、1931年に就役した
USSアクロン、1933年に就航した2隻目はUSSメイコンと
命名されました。
「USS」とは「ユナイテッド・ステイツ・シップ」の略で、
アメリカ海軍はこの2隻の飛行船を空中空母として使用しました。
アメリカ海軍はアクロン、メイコン2隻の飛行船の就役に先立ち、
飛行船ロサンゼルスにトラピーズと呼ばれる空中ブランコに似た、
飛行中に航空機を回収する・離脱させる装置を取り付け、
1929年8月、ボートUO−1複葉観測機で実験を済ませて
いました。
アクロン、メイコン2隻の飛行船にも建造中からトラピーズの
装置を取り付け、回収した飛行機はトラピーズを折りたたみ
飛行船内に収容、そして発進させる事も出来たのです。
2隻の飛行船はカーチスF9Cスパローホークを4機搭載しました。
もちろん回収されるカーチスも飛行船搭載用に開発されたものです。

カーチスF9Cスパローホークは改良に改良を加えプロトタイプに
なり、F9C−2スパローホークとなり6機製造され、アクロン、
メイコン2隻の飛行船に分乗し偵察任務につく事になりました。
F9C−2は事故も無く飛行船を母艦とする任務を続けたものの、
肝心の母艦が事故を起こす。1933年4月の嵐で東海岸の
レークハーストを基地としたアクロンが海上に墜落、
90名の乗組員のうち生存したのはますかに3名。
この時、F9C−2は搭載されていなかったものの、
2年後の1935年2月、カリフォルニア州サンフランシスコ湾に
面したモフィット・フィールドを基地としたメイコンが
カリフォルニア沖の海上に墜落、生存者2名と言う悲劇的な事故を
起こしました。F9C−2も4機搭載しており、メイコンとともに
太平洋に沈んでいます。
この2回の事故でアメリカ海軍は大型硬式飛行船の使用をあきらめ、
残ったF9C−2もその少ない数と飛行船に回収されるための
特殊な装備のため、戦闘機として使用するのは不可能で海軍で
雑用として使用された後、退役しました。
こうしてアメリカ海軍の飛行船の歴史は幕を閉じたのです。

参考文献
グリーンアロー出版社 西村 直紀 著 「世界の珍飛行機図鑑」


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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

次回号もお楽しみに!(^-^)

【第18号】 終