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┃飛行機関連グッズ専門店『フライヤーズ』メールマガジン
┃2003年9月19日発行 【第26号】
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┘ ☆ MENU ☆
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┘【1】店長の挨拶
┘ ●急募!!
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┘【2】AIRPLANE HISTORY
┘ ●パンアメリカン航空の飛行艇
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┘【3】飛行機の話
┘ ●「脚が出ない!」〜YS−11物語〜
┘
┘【4】フライヤーズアンケート
┘ ●アンケートに答えてプレゼントをもらおう!
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┘【5】宛先変更および配信停止をご希望の方
┘ ●メールマガジンの宛先変更および解除したい時は・・・
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【1】--- 店長の挨拶 ----
●急募!!
8月31日、旅客機として活躍していたYS−11が、とうとう北
海道の空からいなくなってしまいました。多くのファンに愛された
YS−11ですが、皆さんの中にも悲しく思っている方は少なくな
いのでは?そこで募集です!あなたとYS−11にまつわるお話を
お教え下さい!ご応募はアンケートで。
それではメルマガスタートです!!
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【2】--- AIRPLANE HISTORY ---
●パンアメリカン航空の飛行艇
1931年、パンアメリカン航空(パンナム)が南米路線用に
シコルスキー社に依頼した四発飛行艇S40が完成しました。
S40飛行艇は離陸総重量15.4トン、575馬力のエンジン
4基、翼面積160?と、アメリカとしては当時最大の飛行機でし
た。この飛行艇の開発にシコルスキー社が選ばれたのは、創設者の
イゴール・シコルスキーがロシアで大型機の開発を手がけ、
アメリカ亡命後も実用的な双発飛行艇の開発に実績があったから
です。進空式にはフーバー大統領夫人も同席して「クリッパー」と
命名し、パンナムのフラッグキャリア(国政航空)という自負を
裏書したのです。S40飛行艇を利用してパンナムは、
ニューヨークからブエノスアイレスへ6日間の飛行ルートを開設し、
S40によって中南米は完全にアメリカの経済圏に入ったのです。
パンナムはS40を「アメリカの技術が生んだ、明日の巨大旅客機
の基本形となる最初の飛行機」と宣伝しましたが、実際には
S40は野暮ったいデザインでした。パンナムはその後、
大西洋横断路線の開設を目指し、S40を上回る
「乗客を乗せたままで4,000kmの航続力のある飛行艇」
の開発をシコルスキー社とグレン・L・マーチンに依頼しました。
その一番手、シコルスキーS42アメリカン・クリッパーは
革新技術が生んだ素晴らしい飛行艇でした。
1934年3月に初飛行したS42によって飛行艇の設計は新しい
時代を迎えました。S42は総重量17トン、翼面積123平方
メートル、750馬力のライト・サイクロン空冷星型エンジン4基
を備え、最大速度304km/h、巡航速度274km/h、乗客
は最大32人、ベッドなら14人のスペースがありました。
現代の旅客機も同じですが、最大離陸重量に制約されるため、
近い距離なら燃料を少なくして乗客を多く乗せ、遠くへ飛ぶ場合は
乗客を少なくし燃料を多く積むことになります。S42の航続距離
は多数の乗客を乗せた場合は4,000kmには足りなかったものの、
郵便物だけに近い重量では5,000kmにも達しました。S42の
この高性能はNACA(NASAの前身)の研究成果を受け、最も
効率の良いとされる前縁にエンジン・プロペラを配置し、細長い
主翼によるところが大きい。そして、尾翼取付部まで一体になって
いて、すらりと伸びたスタイルの艇体が新しい時代を感じさせてい
ました。
この飛行艇を揃えれば、北大西洋横断航路が開設できるはずでした。
しかし思わぬ障害が待っていたのです。イギリスがこのパンナムの
進出に反対し、イギリスへの乗り入れを許可しなかったのです。
当時のイギリスにはシコルスキーS42に対抗して大西洋ルートに
就航できる機材が無く、もしパンナムに乗り入れを認めれば利権が
一方的になってしまう。パンナムの独走を許すということは、当時
7つの海を支配し、クイーン・メリー号やクイーン・エリザベス号
で大西洋を握っていたイギリスの国益・面子が許さなかったのです。
相手国の了解が無ければ国際線が開設できないのは今も昔も
変わりはありません。パンナムはそれならばとデンマーク政府の
了解を得て終着駅を変更することにしました。
しかし今度は大西洋の南側の起点、ニューファウンドランドに
政変が起こってしまいました。イギリスの自冶領から直轄植民地に
変わってしまったのです。S42に続いて登場する予定の新大型
飛行艇マーチンM130をもってしても、ニューファウンドランド
を経由せず、ニューヨークからアイスランドまでの直行するという
ことは出来ません。結局パンナムは北方ルートで大西洋を渡って
旅客輸送することを断念しなければなりませんでした。
参考文献:鳥養鶴雄 著 グランプリ出版 「大空への挑戦」
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【3】--- 飛行機のお話 ---
●「脚が出ない!」〜YS−11物語〜
昭和38年の年明け、前年末に初飛行した二号機も加わり、
YS−11の飛行試験がようやく本格的になってきた頃のある日、
突然緊急無線が入りました。
「脚が出ない!」
飛行機の車輪は飛行中は有害無益の存在のため、空気抵抗を減らす
ために機内に引っ込めてしまいます。現在では当たり前の話ですが、
この引込脚が実用化されて以降、パイロットが脚を出すのを
うっかり忘れるミスを含め、「脚が出ない」というのは飛行機の
故障や事故の大きな一部を占めるようになりました。
引込脚の設計では、
「引っ込まなくてもいいから必ず出るようにしろ」
と、上司や先輩から叩き込まれるのです。
YS−11では油圧が故障しても操縦席で非常脚下げレバーを
引っ張れば、引っ込んだ脚を固定している鉤が外れて、脚は自身の
重量と風圧で降りてくるような設計になっています。
もちろん初飛行前に飛行中にかかる風圧を想定した重荷をかけ、
この非常脚下げシステムの確認試験は行われていました。
地上からとりあえずこのシステムの再確認を依頼する無線連絡が
パイロットに送られました。もちろんパイロットはこのシステムを
試した上で地上に連絡してきたのですが、ともかくその時はそれし
か思いつきませんでした。YS−11の機内では、パイロットが
非常脚下げレバーを引っ張りながら機体の急引起しをし、そのとき
に加わる遠心力も利用し脚を下ろそうとしましたがそれも無駄でし
た。
YS−11に燃料の非常放出システムはついていないため、燃料が
空になるまで飛行し、胴体着陸するしかありません。緊急着陸の
手配を各方面に連絡・手配している慌しい最中、
「脚が出た!」
YS−11は無事着陸しました。
早速脚の上げ下げのテストが繰り返されましたが異常は見つかり
ません。原因が分からなければ次の飛行試験はできない。
討議の中から低空を飛んでいるうちに自然に回復したのだから、
気温のせいではないかとの疑いが出てきました。上空を飛んでいる
うちに凍ったものが低空で溶けたのではないかということです。
第一に疑いがかけられたのがグリースでした。かつての満州事変に
出動した飛行機がグリースの固着で悩まされていたし、太平洋戦争
の日本技術では−35度がグリースや作動油が硬くなり始める
温度でした。これ以下の低温でも使えるようにすると、今度は
地上付近の常温ではゆるくなってしまうからです。
YS−11は通常は高度5、000m付近までしか上昇しないため
極めて低い温度にはならないはずだ。しかしこの日はシベリアの
寒気団が流れ込み、5、000m付近でも−30度を越えていまし
た。
しかし、YS−11が使用している米軍規格で作られたグリースや
作動油は、−50度を超える試験でも問題は無いことが改めて確認
されました。車輪が跳ね上げた水や泥が凍ったのではないかという
意見もありましたが、それだけでは脚が出なくなるまで固まる力
にはなるはずもありません。検討は振り出しに戻りました。
ともかく脚を取り出し、低温室の中に入れて動かしてみることに
なりました。すると−30度でも異常なく作動していた脚が、
−50度になるとビクとも動かなくなりました。
原因は機体側の軸受け金具のアルミニウム合金と、脚側のシャフト
に使われていた鉄鋼の熱膨張量の差によるものでした。
アルミニウム合金の方が鉄鋼よりも熱膨張・収縮が大きいため、
冷えたアルミニウム合金が鉄鋼シャフトを締め付けていたのです。
試験の日はこの冬最初の寒気団が上空を覆い、1、000mにつき
6.5度の温度低下、5、000mで32.5度の温度低下でした
が、それはあくまでも理論上の数値。実際にはもっと温度低下が
あり、改めて自然の厳しさを思い知ったのです。
その後、機体全般の設計に対して改めて見直しするよう指示が
出たのは当然の話でした。
参考文献:鳥養鶴雄 著 グランプリ出版 「大空への挑戦」
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【4】--- フライヤーズアンケート ---
●クイズに答えてプレゼントをもらおう!
フライヤーズクイズに答えてプレゼントをもらおう!
お答えいただいた方の中から抽選で
・JAS YS−11 1/500 レッド&グリーン
・JAS YS−11 1/500 通常塗装
・日本国内航空 YS−11 1/500
をプレゼントいたします!
1.YS−11という飛行機をご存知でしたか?
また、何で知りましたか?
2.YS−11に乗った事は有りますか?
3.日本初の国産旅客機「YS−11」への思い出、エピソード、
初めて目にしたとき・搭乗したときの感想等どんな事でも結構
ですのでご記入下さい。
4.ご返信頂いた内容をこのメルマガに掲載しても宜しいですか?
5.その他、ご意見・ご要望があればご記入下さい。(未記入可)
解答された方は
1)件名欄に、“フライヤーズアンケート”と記入していただき
2)本文欄に、アンケートの答え、お名前、郵便番号、ご住所を
お書き添えの上下記のメールアドレスまで送信してください。
mailto:info@e-flyers.jp
解答は10月10日必着とさせていただきます。
《25号の当選者》
25号の当選者は
兵庫県にお住まいの片岡弘幸様に
スカイジェッツ 1/400
中国国際航空 B737−200(限定品)
東京都にお住まいの亀井信明様に
JET−X 1/400
ランチリ B767−300
東京都にお住まいの高山真美様に
ジェミニジェッツ 1/400
中国国際航空 B747−400
に決定しました。おめでとうございした。
皆様のたくさんのご応募ありがとうございました!
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
次回号もお楽しみに!(^-^)
【第26号】 終